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強い寒波が到来した週末は福島県でスキーと裸祭。スキーは西吾妻山の山スキーを予定していましたが悪天候の為ゲレンデスキーに変更。スキーのついでと思っていた柳津町の裸祭が思いの外凄かったのでそのことをちょっと。
この祭りはその昔、只見川に棲む龍神を民衆が力をあわせて追い払った伝説にちなんでのものらしく、下帯姿の男たちが113段の階段を駆け上り、菊光堂の天井の大鰐口めがけて縄を上る奇祭です。無病息災を願うために行われ、梁に早くたどり着けばその一年幸運に恵まれると言う。
宿泊予定の宿で酒を飲み気合いを入れてから順番に下帯を締め出したが、初めての下帯は何だか妙な感じでクイコミが気になる。祭の最中に引っ張られてほどけないようにかなりきつく締めてもらうと自然と気合いが入ってきました。
窓から既にお堂目指して走っている裸の人々が見えてくると更に気分はヒートアップ。
いよいよ外に出てみると何と吹雪。ピュウーと雪まじりの風が吹きで時折視界が真っ白になる中を宿泊客の参加者全員玄関に出て大声で掛け声をかけ雪の道を走り出した。足の裏の感覚が無くなり寒さは感じなくなってきた。
走っている途中沿道でマラソン大会の給水のように紙コップを差し出してくれたので飲んでみると、水ではなくやはり酒だった。
階段を駆け上がったところでも酒を頂き、手水舎に寄るとバシャバシャ水を掛けられる。普段はこんなところに入ったら怒られるのだが興奮して体ごと入ってみた。すると周りのギャラリーに「よくやった、それでいい」など逆に誉められた。
さて、お堂の中は裸の男どもが奇声を上げもみくしゃになっている。
おりゃおりゃと入っていくと縄にぶら下がっている人が何人もいるでは…。
人が多くて縄にははとても近づけない。下で見ていようかとも思ったが登っている人を見ると血の気が高鳴り、だんだん近づいて遂にお賽銭箱に上がり縄を掴むタイミングをうかがってみた。
上から落ちてくる人、下から足や下帯を引っ張る人をかわしながら天井の梁まで登るのだが、縄は上にいくほど太くなり掴みづらそう。
私はタイミングをはかって何とか縄に取り次ぎうまい具合で下からの邪魔者をかわすことは出来たが、上から落ちてくる人と重なり踏ん張って登っていったがあと少しのところで力尽き登りきれませんでした。
あっという間に白熱した約1時間裸祭りは太鼓の音で終了し、寒い中を宿までまた裸で走って戻ってきました。
「知らない自分を見つける扉を開けることが出来る」と言われ初参加しましたがまさに扉は開かれました。スゴかった、イヤ凄過ぎた。
終わってみて思ったほど寒さを感じなかったのと何か不思議な達成感が印象深い。
最後登り切れなかったのが悔いに残るので機会があったらまた参加し今度こそ綱を登りきりたい。
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裸まつ~り
>酔~いどんさん
梁に居る神様みたいな人が最後引っ張ってくれるんですが、私の場合は「ダメだ、落ちろ」と言われ手を貸してもらえませんでした
後で聞くと梁の上が混雑していた為だったようですが、私には無情にも神様に断られた感じでした
>ヨッシーの父さん
ホント裸族ですよ!ただ男だけっていうのがねぇ。って当たり前か
梁に居る神様みたいな人が最後引っ張ってくれるんですが、私の場合は「ダメだ、落ちろ」と言われ手を貸してもらえませんでした
後で聞くと梁の上が混雑していた為だったようですが、私には無情にも神様に断られた感じでした
>ヨッシーの父さん
ホント裸族ですよ!ただ男だけっていうのがねぇ。って当たり前か
裸まつ~り
>ネオスさん
>ちなみに今日(11日)、柳津町に仕事で行ってきます
まじっすか?時間があったら是非「圓蔵寺・通称“柳津虚空蔵尊”」に寄ってみてください。
私が体ごと入った手水舎や踏み台にした賽銭箱、飛び乗った縄があるはずです
>ヨッシーの父さん
神様とカミさんとは
カミさんに見放されたらそれこそ終わりですからね。ここは絶対力尽きないようにいないと
>ちなみに今日(11日)、柳津町に仕事で行ってきます
まじっすか?時間があったら是非「圓蔵寺・通称“柳津虚空蔵尊”」に寄ってみてください。
私が体ごと入った手水舎や踏み台にした賽銭箱、飛び乗った縄があるはずです
>ヨッシーの父さん
神様とカミさんとは
カミさんに見放されたらそれこそ終わりですからね。ここは絶対力尽きないようにいないと