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民宿「山路」に前泊。
昨年この大会で会ったランナー達と1年ぶりの再会で盛り上がりました。
3時スタートのため起床は1時半としたが、23時に目覚めてしまった。
自分は一番スタート人数が多い3時スタート。
ライトでコースを照らしゆっくりスタート。
登りは高速ウォークで休み、下りは重力にまかせ休みながら走る。
実はまともに走っているのは平地の数キロ×10周ぐらいか。
同じコースを10周しても飽きない。
これは多分走った人でないと分からないだろう。
登りで汗をかき、下りで冷めてしまうのでどうも腹を冷やしたようだ。
万が一のために用意していた薬を飲んだり。
下り坂の刺激が何とも厳しく、途中トイレに駆け込むこと数回。
速い、気配でそう感じる。
「トレランやっているんですか?」と声を掛けられた。
「えぇ。でも何で分かりました?」
「ハコネのシャツ」
併走しながらしばし会話をしてみると、このレースは2週間後のハセツネの練習と。
ラッキーカラーのおかげでいい出会いが出来ました。
しかし原始人ランナーさん凄いスピードだった。
4時スタートでこの時点で自分と同じ周回。
間もなくもう1人にも抜かれる。
この方は5時スタートらしいが、これまた凄いスピード。
ゴールして分かったがこの2人が今年の1位、2位。タイムは何と9時間1分と9時間4分。
半端じゃないです、この記録。
(何気に自分は5番目みたい)
他のランナー達も辛そうに走っている。
ブログにコメントいただいたイチロさん、まる高の千葉の旦那さん、他…。
(昨年感動の初ゴールを決めたHさん、そして昨年ずっと一緒に100km走った☆さん) 昨年のレポ
自分なりに納得いく出来。
今回はタイムもそうだが、途中ダレずに、闘志(気力)をずっと維持できた点が納得につながったと思う。
完走できなかった人はもっと幸せである。
失恋の味を知っている人が真の恋の喜びを知るように、いつか完走したときに至福に包まれるはずだから。(夜久弘著「ウルトラマラソン」より)
動かない足を笹棒とツルで引っ張り動かしていた姿。
見たとき、涙出そうでした。
こういうドラマがウルトラなんでしょうね。
実に贅沢なレースでした。
自分がウルトラを走るきっかけとなった本 「ウルトラマラソン 完走の幸せ リタイアの至福 」
走り始めた頃、まさか自分がフルマラソンを完走出来るとも思っていなかったし、ウルトラマラソンなんてその存在すら知らなかった。
初のフルマラソンは走り始めて8ヶ月後。
ゴール後、感動したのか?
予想していたほどの感動はなかったのが事実。
その後たまたま書店で見つけたこの本。
読んで心が動いた。
こんな凄い世界があるなら走ってみなければ。
そう思って出走したのが走り始めてまだ1年ちょい。
無理があった。
かなりキツかった。
さて、ゴール後、感動したのか?
これは間違いなく感動した。
各関門ギリギリで通過した初ウルトラは102kmという距離。
(半端な2kmが何ともいやらしい)
完走出来ると確信したときはゴール前で涙があふれてきた。
そんな世界。
ウルトラマラソンに挑戦して完走した人は幸せである。
完走できなかった人はもっと幸せである。
失恋の味を知っている人が真の恋の喜びを知るように、いつか完走したときに至福に包まれるはずだから。
完走してもリタイヤしても感動出来るなら走ってみないと…。
今年はあと1つウルトラ走りたい
ポチっとな! 応援ありがとうございます
起床は午前3時前。
起きた時はやや二日酔いでした。
あ~ぁ、またやっちゃったかなぁ。
前夜祭はまる高のメンバーでしっかり二次会まで飲んじゃいました。
さて、スタート時の天気はくもり、気温6°。
結構寒く感じるスタート。
アルコールが残っているのかチアガールを見ながらモチベーションは最高潮に!
100km、71km、42kmの部が一斉にスタートです。
一気に行きたいところだが抑えて抑えて…。
ウルトラは80kmから。それまでは我慢、我慢と言い聞かせゆっくり走ります。
(昨年、野辺山24時間リレマラで会ったランナーも…)
カメラを持っていなかったのが残念だったほど朝日と八ヶ岳がキレイだった。
5km~20kmまでは標高1,355mから林道を1,908mの横岳中腹まで駆け上がります。
途中のエイドではしっかり食べながら、飽きのこないコースを楽しみました。
下りの楽しいこと。
35kmの稲子湯ではまる高の旗を持った応援部隊にエネルギーをもらいます。
しかし、登ったり下ったりが多い。
42km地点、あらかじめ準備しておいた着替えをしにテントの中へ。
着替のシャツに付けておいたゼッケンが着替えたら全部外れたので付け直したり、周りのランナーと話をしたり、結構まったりしてしまいました。
50km過ぎの折り返しランナーに高速アンパンマンが…。
手を振っていると、すぐネオスさん、たかさんとすれ違う。
ん、具合の悪そうなよ~ぢさんも発見。
自分は52kmのエイドでまたもゆっくり食事とトイレに…。
気合いを入れるためストレッチの後に腕立て。ヨッシャ~!頭から水をかけて追いかけます。
(タイムを狙うならここはスルーしないと…)
順調に60km地点、北相木村役場のエイド。
ここの蕎麦は美味かった。
おにぎりと蕎麦、おかわりしました
腹の中はチャッポンチャッポン音が。
70km手前から、おやって感じが…。
脚が重い。もうきたか。
独特の疲労が出始めた。
71km、滝見の湯に到着時は明らかな疲労が。
リタイヤバスが…。
ここでもまる高の旗に助けられました。
ここから一番の難所、馬越峠へ。
脚は使わず殿筋を使った高速ウォークに切り替えます。
結構抜ける。
走っているランナーを抜きまくる。
山歩きで身についたのかラクチンラクチン
峠を越えて走り始めると何だか変な感じがした。
歩く筋肉と走る筋肉がはっきり違うのが分かる。
走る際に使う筋肉は相当疲労していた。
80km地点、ここでのラップは9時間26分。
登りとはいえ65kmから5kmを45分前後かかっている。
疲労度も考えると、この先も5km45分?
そんなペースでは間に合わない。
87km地点のエイドは寄らなかった。
予定よりやや遅い通過タイムなのに凄く焦る。
82kmから93kmまでのエイドは遠く感じた。
喉も渇くし、体もだるくなってきた。
87kmで寄っておけば良かったと後悔。
この辺までくるといろんなコトを考える。
呼吸の音が大きくなり、風の音が大きくなり…。
ロードの小石や新緑の木々川の流れが見え…。
応援してくれる妻、丈夫に生んでくれた親…。
故郷のことやタイムのこと。
こんなことが頭の中で行ったり来たり…。
残り5km、ラップは11時間12分。
大丈夫かなぁ?
何でもないときは20分もかからない時間で走れる距離だが48分以内で走りきれるか凄く不安。
脚が上がらないからすり足で歩く。
置いてきたはずのランナーが抜いていく。
「キツイよねぇ」など声をかけて。
残り3km、ゴールのアナウンスが聞こえてくる。
近くにゴールがあるらしい。
見たことある景色が出てきたとき嬉しかった。
「お疲れ様」 「お帰りなさい」
沿道からあたたかい声援が…。
「帰ってきたぞ~」っと音にならない声で応える。
ゴール。
感動??いや、それより疲れた…。
もうココは走らない。
そう思った瞬間でした。
でもそう思ったのはこの一瞬だけだったかも。
二日経った今、その達成感と充実感、感動は何倍にも膨れ、来年もまた野辺山を走りたい気がしています。
一緒に参加した皆さんお世話になりました。
また沿道で応援、サポートしてくれた老若男女の地元の方々、感謝しています。
自分一人の力でなく、いろんな人のチカラで走り切れました。
~ 5km 26"24 ~55km 5'59"14 (38"14)
~10km 57"23 (30"58) ~60km 6'38"29 (38"29)
~15km 1'34"47 (37"23) ~65km 7'10"55 (32"25)
~20km 2'08"33 (33"45) ~70km 7'54"15 (43"19)
~25km 2'35"40 (27"06) ~75km 8'39"00 (44"45)
~30km 3'08"46 (33"06) ~80km 9'26"12 (47"12)
~35km 3'40"20 (31"33) ~85km 9'55"49 (29"37)
~40km 4'12"30 (32"09) ~90km 10'28"02 (32"12)
~45km 4'53"35 (41"05) ~95km 11'12"01 (43"59)
~50km 5'21"19 (27"43) ~Goal 11'48"37 (37"36)
応援ありがとうございます